借入金が返済できない理由は?返済原資は法人や個人事業主の税金を引いた後の利益
中小企業であれば銀行から借入があるのが普通です。
借入をする理由は様々ですが、なかには返済できなくなるケースも!
返済する原資は法人も個人事業主も税金を払った後の利益です。
借りたお金は返さないといけないのですが、
返せない、返すことがかなりキツイケースがたくさんあります。
返せなくなる理由は何でしょうか?
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借入金は時間を買っている
銀行から借入をする理由って何でしょうか?
設備投資、運転資金、創業のため などなどたくさん理由がありますよね。
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では、なぜ銀行からお金を借りるのか?
それは手元にお金がないからですよね。
自分の自己資金がたくさんあればわざわざ借りる必要がありません。
仮に1,000万円の設備投資をしたいときに自分で1,000万円を貯めるのは大変です。年間100万円貯めても10年かかってしまいます・・・そんなに待っていたらビジネスチャンスを逃してしまいますよね。
そこでお金を借りることができればチャンスを逃さずに済みます。
借入をするということは、お金を貯める時間を買っていることなのです!
借入金を返済できなくなる理由は?
借入金が返済できなくなる理由は、主に3つ。
- 取引先が倒産して売上金が回収できていない
- 利益はでてるけどちょっとだけ(返済できるほどじゃない)
- 赤字
こんなところです。
借入金は、お金を貯める時間を買っているのです。
では、お金を貯めることができなくなったらどうでしょう?
返済できませんよね。
借入金が返済できないのはお金を貯めることができなくなっているからです!
返済には借りたお金の1.6倍必要!
借りたお金は返さないといけないわけです。
返済するには当然ながら利益を出さないといけないですよね。
でも、いくらの利益が必要なのかを理解していない方が多いです。
1,000万円のお金を借りたらいくら利益をだせばいいでしょうか?
1,000万円ではありませんよ。利益が1,000万円では足りません。
税金がかかるからです。
わかりやすく税金を40%とすると、(こんなに高くないですが)
1,000万円÷(1-0.4)=1,666万円 となります。
1,000万円を返そうと思ったら1,666万円の利益が必要だということです!
1.6倍もの利益を出さないと返済できないのです。
しかも、この他に利息もかかります。
このあたりをしっかりと理解できていないと
返済できないという事態になってしまいます。
黒字でもお金がない?
利益がでればいいというわけではありません。
黒字であってもお金がなかったら意味がありませんよね。
「黒字倒産」という言葉もあるように、黒字でも倒産することがあります。
黒字なのにお金がない理由。お金ではなく他のモノが増えているから
利益にばかり気を取られてお金のことを疎かにしないようにしましょう!
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まとめ
借入金は将来の利益を前借している、ということを忘れないようにしましょう!
もちろん、思うように利益がでないこともありますが、
「時間を買っている」という意識があるだけでずいぶん違いますよ。
借りたお金は利益から返済する。
その利益は税金を引いた後の利益だということを忘れずに!
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