税務署の無料相談は危ない?メリットとデメリット。節税は教えてくれない!
税金のことでわからないものがあったら税務署に相談すれば無料で教えてくれます。ですが、、それって本当にいいことでしょうか?
税務署に相談するときには気をつけることもあります。
税務署は無料で教えてくれますが絶対に節税は教えてくれません!
税務署に相談するメリット
税金のことでわからないものがあったら税務署に聞けば答えてくれます。税務署には電話で相談することもできます。
国税庁のHPから最寄りの税務署を探して電話すれば大丈夫。
税務署に相談するメリットはいくつかあります。
- 無料
- 匿名でいい(電話のとき)
- 確定申告時期だけじゃなくいつでもいい
- しつこく聞いてもいい
- 基本的に怖くない
無料で相談できる!
何と言っても無料なのは大きいです!
税理士でも無料相談を受けている場合もありますが、顧問契約が前提だったりします。
無料で聞けるのはありがたいことです。
実を言うと税理士も税務署に相談することがあります。
税務の取扱いではなく書類の提出やレアケースなものなどについて聞くこともあります。
匿名でいい!
実は税務署への相談は匿名でいいのです!
「こういう場合どうすればいいんですか?」と聞くだけでOK。
状況は説明しないとダメですが名前を言う必要はないのです。
電話で聞くことに抵抗ある方もいますが、匿名だったら気軽に聞けますよね。
ただ、内容によってはその場で答えられずに調べてから折り返し連絡をしてくる場合もありますのでその際は名前と連絡先を伝えないといけません。
いつでも聞ける
確定申告の時期だけではなくいつでも聞くことができます。
確定申告書を書いていて書き方がわからないときはもちろん、これって税金かかるのかなと思うことも相談することができます。
怖くない
私もちょくちょく税務署に連絡することがありますが、電話相談の場合は怖い人はいません。
意外と親切に教えてくれます。怒鳴ったりされるようなことはまずありません。
税務署に相談するデメリット
メリットがあればデメリットがあります。
税務署に相談することのデメリットは、
- 一般的なことしか答えてくれない
- 節税対策はできない(税金が高めになる)
- 意外と間違えがある
こんなところです。
一般的なことしか答えてくれない
基本的に「一般的にこうです」ということしか教えてくれません。
電話なので細かいことまでは教えてくれないことが多いです。
節税対策はできない
これが一番のデメリット。
税務署で相談すると確実に高い税金を払うことになります。
節税策があっても税務署は絶対にそれを教えてくれません。
「こうすればもっと安くなりますよ」なんて言ってくれないのです。
これは本当に大きなデメリットですよ。金額が大きければ大きいほど影響も大きい。何十万円何百万円と変わってくることもあります。
間違えることもある
税務署は絶対に間違えない、ということはありません。
本来はありえないはずなのですが、、、意外と間違えることもあります。それでいて間違えた責任は取ってもらえません。
「電話でこう言われた」といったところで何にもしてくれないのです。
これらのデメリットは無料と引き換えなので仕方ないところです。
税金の相談はどうすればいいか
税務署に相談すれば無料で教えてくれますが、節税はできません。
では、どうすればいいか?
一番いいのは税理士に相談することです。
税理士に相談すると報酬がかかりますが、どうすればいいのか・節税策などは教えてくれます。
税理士に依頼できるなら絶対に依頼した方がいいです。
税理士に相談できないのであれば自分で調べるしかありません。
自分で知識をつけるしかない。
ネット上にはたくさんの情報がありますので根気よく調べればわからないことはないでしょう。
ただものすごく時間がかかりますしその情報が正しいかどうかもわかりません。
節税をしたかったら税理士に依頼するか自分で調べるかするしかないです。
まとめ
正しい申告をしたいだけなら税務署に相談すればいいです。
無料でちゃんと教えてくれます。
節税をしたいなら税務署に相談してもダメです。
税理士に相談するか自分で調べるか。
自分で調べるとなると、、時間もかかりますしかなり大変です。
税理士に相談してその時間を本業に充てた方が効率的です!
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