個人事業主の税務調査では余計な話や雑談はしない方が良い?
税務調査では雑談はしない方が良いのか?とよく聞かれます。
余計なことをポロっと言ってしまいそうなのであまり話したくない、という言葉もよく聞きます。
神経質にならず普通に会話する程度なら問題ありません。
過度に気にする必要はありません。
この記事の内容について簡単にお話ししました。
雑談から発覚する?
税務調査の相談を受けるときによく聞かれる質問が「雑談はしない方がよいか」です。
結論としては、普通に会話していただいて問題ない、です。
みなさん心配されるのが、雑談から何か発覚するのではないか?とうこと。
余計な話をしてしまってそれがキッカケでよくないことが発覚するのではないかと心配されているのです。
今まで何度も税務調査の立ち会いをしてきましたけども、雑談から何かがわかるということはほとんどありませんでした。
何かが発覚するのは雑談ではなく通常のやり取りのときです。 仕事のこと、申告書の作成方法などの聞き取りをしていくなかで発覚することが多いのです。
雑談は雑談でしかなく、本当に関係のない話ばかりが多くそこで何かを新たに発覚するようなことはあまりありません。
余計な話はしない方が良い?
雑談と同じくよく質問されるのが「余計なことは言わないようにした方がいいですか?」です。
こちらも雑談と同じくそれほど気にする必要はありません。 余計な話から何かキッカケを掴んで・・・とよく聞くことですがこれも神経質になる必要はありません。
税務調査は調査官からの質問に回答する形で進みます。 質問に対して必要以上のことを話す必要はないのですが、そこでたくさん話したからと言って不利になってしまうようなことはありません。
必要以上に話す必要はありませんが「余計なことを話さないように」と変に意識する必要はありません。
何も問題がなければ恐れる必要はない
そもそもですが、何もやましいことがなければ恐れることはありません。
ゴルフが趣味だろうが、よく飲みに行くことなどを話しても問題はありません。
仕事と関係ないものは経費にしていなければいいのですから。
雑談をしないように、余計なことは言わないように、と考える前にまずは「誤りのない申告」をすることが大切です。
調査官が雑談などから情報を得ているのは事実です。
事実ではありますが、過度に心配しすぎてまったく会話しないというのも不自然です。 普通に会話するくらいなら問題はないです。
敵対する必要はない
税務署は敵だ、と考えている人もいます。
仲間とは言えませんけども敵というのは考えすぎです。
税務署側は疑ってくるのでどうしてもこちらも言葉が荒くなりがちですし、話をしたくないと思うのも当然です。
税務署が疑ってくるのは仕事だからです。 仕事だから、と割り切るようにしましょう。
敵対せずに調査に協力した方が良いです。 質問に答えず会話もしないのはよくありません。
最後に
お困りの際はご相談ください。
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税理士 内田敦 【個人事業主の税務調査専門】
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