個人事業主の税務調査ではLINE・SNS・メールなどスマホのやり取りも確認されることがある
最近の税務調査ではスマホでのやり取りも確認されることがあります。
メールはもちろんLINEやSNSでのやり取りも確認されることがあります。
必要ないものまで確認されることはありません。
(記事について簡単にお話しました)
パソコンも確認される
税務調査ではパソコンも確認されることがあります。
帳簿の作成、請求書の作成、取引先とのやり取りなどにパソコンを使っているとそのデータを確認されるのです。
すべて印刷して紙でチェックしてもらうこともできます。
ですが、データを確認させてほしいと言われることもあります。
パソコンを確認されることもありますが、税務署の職員が自分でパソコンを操作することはありません。
基本的には納税者が自分で操作することとなります。 調査官が後ろに立っていて「ここを開いて」「これをクリックして」と指示されることとなりますのでその指示に従って操作します。
データを確認される
先ほど書いたように紙で印刷していてもデータを確認させてほしいと言われることもあります。
中には契約書を後からさかのぼって作成していたり、2種類の書類を作成していたりすることもあるからです。
2種類の書類というのは「実際の書類」と「事実と違う書類」などです。
本当は100万円の売上金額なのに80万円の請求書を作成する。 そして80万円を振り込みしてもらい20万円を現金でもらう、などといったことも無いとはいえません。
いまから一年前の日付で書類を作成してしまうこともできますよね。
紙だけではその書類がいつ作成されたのかわかりませんが、パソコンでデータを確認することでそのデータがいつ作成されたのかを知ることもできます。
- そのデータがいつ作成されたのか
- 他にも違うデータがないかどうか
これらを確認されます。
紙で印刷していてもパソコンのデータを確認されることもあります。
(この記事についてかなり簡単に話をしました)
スマホのLINEやSNSの確認も
最近はパソコンだけでなくスマホも確認されることがあります。
スマホのデータで確認されるのはLINE、SNS、メールなどです。
最近は取引先とLINEでやり取りするケースも多いためそのやり取りを確認されます。
見積書などの書類もLINEで送ることも増えています。 まれにSNSでやり取りしていることもあるのでSNSも確認されたこともあります。
メールも確認されます。
税務署が確認したいのは取引先とのやり取りです。
税務署は事実を知りたいわけです。 実際にやり取りの履歴を確認すれば話を聞くよりも確実なわけです。
嘘をついている、事実ではないと疑っているからというわけではないのですが事実がどうであるかを知りたいためにやり取りを確認しようとしてきます。
LINEやメールのやり取りを確認して事実がどうであったかを調べるのです。 「ちょっとまずいからこういうことにしよう」というようなことが発覚するとマズイわけですね。
見られてもいいように
可能な限り印刷して紙で用意しておくことでスマホやパソコンを見られる可能性を下げることもできます。
ただ上述したように「いつデータが作成されたのか」を確認したいという点もありますので紙で用意していてもダメなケースもあります。
「いつ作成されたか」の確認となるとデータを見せないといけなくなってしまいます。
都合の悪いデータを削除するケースもありますが、削除した履歴をチェックされることもあります。 実際に削除したデータを復旧するソフトを使用されたこともあります。
(調査官が勝手に使用したのではなく納税者の同意を得てからです。)
パソコンの操作履歴を確認されることもありますから下手に削除するようなことはしない方が良いでしょう。
税務署は調査に必要がないものは見ません。
なのでプライベートのデータや写真などが入っていてもまったく問題はありません。 本当に調査に関係ないかどうかのためにちょっと見られますけども必要なければすぐに閉じます。
大切なのは「見られてもいいようにしておく」ことです。
仕事用のデータは仕事用でまとめておく。
プライベートのものはプライベートでまとめておく。
それぞれしっかりと整理しておいた方が良いでしょう。 仕事用とプライベートがごっちゃになっているとすべてのデータを見られてしまうこともありますからちゃんと整理しておくことが重要です。
税務調査でお困りの際は下記よりご相談ください。
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